ヨーロッパには格安航空会社がいくつか存在します。
それこそ日本国内の夜行バス並の金額で憧れの場所へ行けちゃう！
アイルランド滞在最大の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
ライアンエアーでイタリア・スペインと旅行してきました。
アイルランド発の格安航空会社ライアンエアー
http://www.ryanair.com/ie
かつて「世界まるみえ」などで、ひどい実態！などと紹介されたことがありますが、実際はアイルランドに滞在している旅好き／ヨーロッパ好きの多くがお世話になりまくっています。当然ながら日本人のみならず、欧州の人たちも普通に利用しています。ヨーロッパでは国をまたいで多くの人が住む場所を選んだり、仕事を求めて都心へ出てきたりしているので、非常に大切な足として機能していますね。
テレビでの紹介はそもそもイギリスのテレビ局の企画であり、イギリスにもライバルとなる格安航空会社easy jetがあるので個人的には策略的なものをちょっと感じているのですが・・ｗ
さておきライアンエアー、単なる移動手段ととらえれば私は充分だと思います。
ヨーロッパの都市間の移動がほとんどなので乗ってる時間もそう長くはありませんし。サービスに期待してはいけません。
余計なサービスは要らないからとにかく安く移動したい！
そんなときにはとっても頼りになります。
今回私が支払った航空代金は
１）ダブリン→イタリア・ピサ 29.33ユーロ
２）ミラノ→バルセロナ 16.99ユーロ
３）バルセロナ→ダブリン 30.22ユーロ
３回も飛行機乗って１万円もかかってません！！ｗ
実際プロモーション価格でもっと安い日もありますよ〜
こちらの記事は2012年3月のものです。2014年3月現在、手荷物の個数や座席についてなどいくつか変更されています。こちらの記事も参考にしてください :)
注意１）機内持ち込み荷物は１点だけ2014年3月現在、小バッグもう一点OKになっています。
格安の代わりにいろいろ制約があり、ヘタすると追加料金で高くつくという罠。どんな小さなハンドバッグも買い物袋もとにかく一つにまとめること。
また、重さは10kgまで、高さ55cm x 幅40cm x 厚さ20cm と決まっています。
空港のライアンエアーカウンター近くにはこういうサイズチェッカーがおいてあり、
はみ出すようだと預けにしなければなりません。
機内持ち込みサイズのキャリーならまあたいてい大丈夫と思いますが
（私のもメジャーではかった際はきわどかったですが大丈夫でした）
預けにする場合、web予約時だと15ユーロ加算されます。
そのためみなさん機内持ち込みサイズのキャリーひとつで頑張って旅してます。
キャリーには厳しいがリュックには寛容という話もききますし、
サイズを測るチェッカー（↑写真のあれ）はあっても
重さを測るものは見当たらなかったですね…
空港に着いてからアウトと判明した場合は
時期によって60〜130ユーロも加算されてしまうのでご注意。
ちなみにダブリン空港出発時はサイズチェックされませんでしたが
バルセロナ出発時は、搭乗待ちの列の中から怪しげなサイズの人に
「あなた、サイズチェックしますよ」とランダムに声をかけてました。
注意２）搭乗券を自分で印刷し持参する
格安なりにいろいろ経費削減されているんですね。
普通の航空会社ならチェックインカウンターへ行って
Eチケット見せてチェックイン→おねえさんから航空チケットを受け取るわけですが、あれをセルフサービスにしてしまおうというわけです。
webで予約をしたら搭乗日の15日前以降にオンラインチェックインを必ずします。
「あなたの予約番号は...」と書かれたメールが基本的にはきますが
予約番号がなくても、予約時に入力したメールアドレスと行き先等を入力すれば
予約照会→オンラインチェックイン可能です。
搭乗15日前になったらメールを待たずにやってしまいましょう。
ここでも座席指定できますよ〜15ユーロで〜
保険入らなくて大丈夫ですか〜〜 とちらつかせてきますが
節約するならすべて「No thanks」！
チェックインが完了するとPDFで保存するボタンが出てくるので保存。
これを印刷します。A4に白黒でOK！
私はプリンタなんてもちろん持ってないのでUSBメモリに入れて
近所のインターネットカフェで印刷してもらいました。１枚15セントでした。
USBメモリが無ければメール添付して保存or自分宛に送ったり
dropbox等 なにかしらネット上に保存したりしておけば
インターネットカフェで印刷できますね。
これまた自分で印刷して持参しないと60ユーロもとられてしまいます。怖！
当然ですが名前が間違ってたりしてても罰金になるようですので注意です！
とっても大切な紙切れ！
まず空港へ行ったらライアンのカウンターへ行き
「ビザチェックプリーズ」と言いましょう。
EU圏以外の人は必ずです。四角い大きなスタンプを押してもらえればクリア。
これもダブリン空港ではちゃちゃっとパスポートの名前を照合するだけで一瞬でしたが
バルセロナでは「アイルランドで何してるの...学生？」と
なんだか渋られました。work holidayと答えてクリア。
ピーク時等でなければ混雑はしなさそうです。
預け荷物がなければそのまま手荷物検査へ進めます。
このときバーコードを読み取る場所があるのでピっとしましょう。
改札のように自分でやるタイプ、
空港の人がやってくれるタイプ、
見過ごしそうな機械が置いてあるタイプ等あります。
手荷物検査は液体が厳しいと聞いてたんですが、別に他の航空会社と変わりませんでした。空港や担当者によってキッチリやったりすることがあるだけで、ライアンだからどうということは特にありません。
液体類はいつも飛行機乗るとき使ってる「縦と横の合計が40cm以内」のケースです。
何か言われたら面倒なので念のためマスカラもアイラインもそれに入れました。ちなみにカミソリを持ってたんですがスルーでした。
言われたら捨てようと思ってましたが、、
追記：経験上Ｔ字カミソリと爪切りは全てスルーでした。顔剃りのような刃が長めのカミソリは没収です。
ちなみに手荷物検査を過ぎれば食べ物・飲み物を買って機内に持ち込めます。
むしろ持ち込みましょう！機内サービスは有料なので…
注意３）席は自由席です 2014年3月現在 オンラインチェックイン時に決まります。
予約時に追加料金払ってプライオリティにした人と座席指定した人はまったり...
ダブリン出る時は荷物のサイズチェックなかったですが、
バルセロナではこの状態でランダムにサイズチェックがありました。
こんなキワではじかれたらいやですね（汗
あの大切な紙切れ＝搭乗券の下半分をここでびりっとやぶきます。
そしてここも経費削減！飛行機まで地面を歩く。
ちょっと変わった体験ということで私は楽しみましたｗ
また、ここも空港によっては通常のように通路があったりしますし、バスに乗って移動することもあります。
機内に入ったら最後の搭乗券確認。
便があっているかの確認で、CAが便名のところにマルをつけるはずです。
荷物はキャリー優先で頭上の棚へ収納。
いっぱいになってくるとリュックの人は足元へ置いてと言われます。
ちなみに機体はおそらく全部 Boeing 737-800 だと思います。
３列×２の、国内線によくあるサイズですね。
さまざまな経費削減の工夫
・シートにポケットがない
・安全上の注意はラベルになってシートに貼ってある
・機内誌は読みたい人だけCAが配る
・滑走路までやたら近いことが多い（燃料費うかせてるんですねー）
・シートにリクライニングがない
・シートが掃除しやすそうな生地
・画面類も一切ないので、安全上の注意はCAたち自らデモンストレーション
・荷物収納棚一面に広告が貼ってあってまるで電車
・機内飲食サービスは全て有料
（これエア・リンガスにロンドン→ダブリン間で乗ったときもそうでした）
などなど。
アイリッシュの人の話ではシート狭くて不快、てのを聞いてましたが
小柄なアジア人にはなんてことないです。
日本人なら足も組めるでしょう。
リクライニングがないことと、しょっちゅう広告の放送が流れるので
寝るのはきついかもしれません。
また、きいてないのでわかりませんがどうせブランケットなんて無いでしょうから
冷える人は１枚多く着込んで乗ることをおすすめします。
脱いでひざ掛け代わりにもできますし。
飲食は持ち込み自由なのでぜひ手荷物検査後に買っていきましょう。
個人的にはライアン、ちっとも不満はありません。
へたすりゃ国内の移動のほうが高いぐらいの安い航空券は魅力的です。
予約時にクレジットカードを選ぶとこっそり手数料として６ユーロ増えたりする（現地銀行口座のカードなど、デビットカードなら手数料はかかりません）のでLove は言い過ぎかもかもしれませんがｗ、充分アリだとは思いますよ！
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